Discordの荒らし対策Botのおすすめ。無料で使えるBotと入れ方

木のテーブルに並ぶ二台のノートパソコンを操作する手元の実写写真を背景に、「荒らし対策Bot/無料で選ぶ」と記したサムネイル
  • 荒らし対策Botが多すぎて、どれを入れればよいかわからない
  • 無料と書いてあっても、どこまで無料なのか知りたい
  • Botに強い権限を渡して大丈夫なのか不安

荒らし対策Botは、Discordの標準機能では止めにくい部分を埋めるために入れます。

人気順で選ぶと、使わない機能のために管理者の権限まで渡してしまいがちです。

無料と書かれていても、肝心の荒らし対策が有料プランの側に入っているBotもあります。

逆に、標準機能で十分止められる荒らしのためにBotを増やすと、設定が複雑になるだけで守りは強くなりません。

この記事では、標準機能との分担を先に整理し、荒らし対策に絞って、無料で使えるBotを3つ紹介します。用途の広いBotはおすすめの無料Botで扱っています。

Beemo、Carl-bot、Wickの3つを、止められるもの、必要な権限、設定の手間で比べました。

追加したあとにロールの順番と動作を確かめる手順もまとめたので、入れたまま動いていなかったという失敗を防げます。

目次
  1. 標準機能とBotの分担
  2. 標準機能で足りる荒らし
  3. Botで補う荒らし
  4. 僕がBotに任せているのは止めるところまで
  5. 選ぶ前に見る3つの点
  6. 要求する権限
  7. 無料の範囲
  8. 設定の手間
  9. 3つのBotの違い
  10. Beemo:参加してくるBotを止める
  11. Carl-bot:AutoModとログを足す
  12. Wick:運営の暴走まで止める
  13. Botを入れる手順
  14. 手順1:公式サイトから追加する
  15. 手順2:Botのロールを一般メンバーより上に動かす
  16. 手順3:記録の送り先を運営だけのチャンネルにする
  17. 手順4:追加できたか確かめる
  18. 入れたあとに気をつけること
  19. ほかのBotとぶつかる
  20. 使わなくなったBotは外す
  21. よくある質問
  22. まとめ:止めたい荒らしに合うBotを1つ選ぶ

標準機能とBotの分担

標準機能とBotの分担の比較図。標準機能:言葉とメンションを止める(AutoMod)、発言までの条件(認証レベル)。Bot:参加してきたBotをBANする、細かいAutoModとログ、運営の暴走を止める。

Botを探す前に、Discordの標準機能で止められるものを済ませておきます。

認証レベル、AutoMod、メディアのフィルター、招待の一時停止は、どのサーバーでも無料で使えます。

設定の順番は荒らし対策の標準機能にまとめてあり、Botはその上に足す道具です。

標準機能とBotの分担を、次の3つに分けて説明します。

  • 標準機能で足りる荒らし
  • Botで補う荒らし
  • 僕がBotに任せているのは止めるところまで

標準機能で足りる荒らし

決まった言葉の連投や、メンションを大量に付けた投稿は、AutoModのルールでブロックできます。

作ったばかりのアカウントにすぐ書かせたくないなら、認証レベルで発言までの待ち時間を求めます。

Botで補う荒らし

自動で動くアカウントが一斉に参加してくる荒らしは、入ってきた時点でBANするBotが向いています。

リンクや添付ファイルの連投を細かく止めたい場合や、消されたメッセージの記録を残したい場合も、Botの出番です。

信頼して権限を渡した運営がチャンネルを消し始める、といった内側からの破壊を止める機能も、標準機能にはありません。

僕がBotに任せているのは止めるところまで

僕のサーバーでは、スパムをした人をBotが先に24時間のタイムアウトで止めています。

ただ、スパム対策でも自動でBANまではさせず、BANは運営が決めます。

荒らしは夜中にも来ます。

僕も夜中の荒らしで寝られなかったことがあるので、止めるところをBotに任せておくと助かります。

Botと人の分け方は、BANを投票で決める記事で紹介しています。

選ぶ前に見る3つの点

荒らし対策Botは、サーバーの中で強い権限を持って動きます。

機能の多さより先に、要求する権限、無料の範囲、設定の手間を比べます。

比べ方を1つずつ説明します。

  • 要求する権限
  • 無料の範囲
  • 設定の手間

要求する権限

Botは、追加するときの認証画面に、サーバーで使いたい権限を並べて表示します。

BANだけをするBotなら「メンバーをBAN」で足ります。

「管理者」を求めるBotは、サーバーのすべての操作ができる状態で動きます。

権限の読み方はBotの入れ方の手順で確かめてください。

無料の範囲

荒らし対策Botは、無料で使える機能と有料プランの機能を分けています。

Beemoの荒らし対策は無料で使え、Carl-botのAutoModとログも無料の範囲にあります。

Wickの強化した荒らし対策、サーバーのバックアップ、パニックモードは有料のPremiumの機能です。

有料プランでしか使えない機能には、そのことを書いています。

設定の手間

追加するだけで動くBotもあれば、ロールやチャンネルを細かく登録しないと働かないBotもあります。

運営が1人か2人の小さなサーバーなら、設定が少ないBotから入れるほうが、入れたまま放置する失敗を防げます。

3つのBotの違い

3つのBotの違いの比較図。Beemo:参加してきたBotを自動でBAN、メンバーをBANの権限、設定はほぼ不要。Carl-bot:細かいAutoModとログ、ダッシュボードで設定。Wick:運営の暴走を止める、管理者の権限が必要、設定に時間がかかる。

Beemo、Carl-bot、Wickは、得意な荒らしと必要な権限がそれぞれ違います。

自分のサーバーで困っている荒らしに合うものを1つ選びます。

3つのBotが得意なことは次のとおりです。

  • Beemo:参加してくるBotを止める
  • Carl-bot:AutoModとログを足す
  • Wick:運営の暴走まで止める

Beemo:参加してくるBotを止める

Beemoは、自動で動くアカウントの一斉参加を見分けて、自動でBANするBotです。

この荒らし対策の機能はすべてのプランで無料です。

Beemoの公式サイトから追加できます。

有料のBeemo Maxで増えるのは、モデレーションのコマンドやXPの機能で、荒らし対策そのものではありません。

設定は不要で、追加してロールの順番を整えれば裏で動き始めます。

Carl-bot:AutoModとログを足す

Carl-botは、荒らし対策のほかに、役職の配布や歓迎メッセージもこなす多機能なBotです。

荒らし対策では、危ないリンク、連投、大量のメンション、添付ファイルの連投を止めるAutoModと、削除や編集されたメッセージを残すログが使えます。

有料のPremiumに増えるのは、上限の引き上げや独自のアイコン、レベル機能などで、AutoModとログは含まれていません。

Carl-botの公式サイトのダッシュボードから設定します。

Carl-botで役職を選ばせる使い方は、おすすめの無料Botで紹介しています。

Wick:運営の暴走まで止める

Wickは、チャンネルやロールの大量削除、大量のBANといった、権限を持つ人による破壊を検知して止めるBotです。

強化した荒らし対策、サーバーのバックアップ、パニックモードは、有料のPremiumの機能です。

Wickには「管理者」の権限を渡し、Wickのロールをいちばん上に置く必要があります。

設定に時間がかかるため、運営が複数いて役割を分けられるサーバー向けです。

Botを入れる手順

荒らし対策Botを入れる順番の図。1.公式サイトから追加する(認証画面で権限を読む)、2.ロールを上に動かす(一般メンバーより上)、3.記録の送り先を決める(運営だけのチャンネル)、4.追加できたか確かめる(連携サービスの一覧)の順に進む。

ここではBeemoを例に、追加から動作の確認までを進めます。

Botを追加できるのは、サーバーの所有者か、「サーバー管理」の権限を持つ人です。

Beemoの追加は次の4つの手順で進めます。

  1. 公式サイトから追加する
  2. Botのロールを一般メンバーより上に動かす
  3. 記録の送り先を運営だけのチャンネルにする
  4. 追加できたか確かめる

手順1:公式サイトから追加する

Botの名前で検索して出てくる非公式の紹介ページではなく、公式サイトの追加の案内から進みます。

認証の画面では、追加先のサーバーを選び、要求される権限を読んでから認証します。

Beemoは「メンバーをBAN」の権限がないと動きません。

手順2:Botのロールを一般メンバーより上に動かす

Botは、自分のいちばん上のロールより下にいるメンバーにしか、BANやキックをできません。

「サーバー設定」→「ロール」で、追加したBotのロールを、一般メンバーに配っているロールより上へドラッグします。

運営のロールより下に置けば、Botが運営をBANしてしまう事故も避けられます。

手順3:記録の送り先を運営だけのチャンネルにする

Beemoは、荒らしを検知したときだけ、指定したチャンネルに記録を送ります。

運営だけが見られるチャンネルを用意し、そのチャンネルを記録の送り先に設定します。

荒らしが来ない間は何も投稿されないので、静かなままでも止まっているわけではありません。

手順4:追加できたか確かめる

追加したBotは、サーバーのメンバー一覧と、「サーバー設定」の連携サービスにあるBotとアプリの一覧に表示されます。

その一覧でBotを選ぶと、追加したときに許可した権限を見直せます。

一覧に出てこない場合は、認証画面で別のサーバーを選んでいなかったかを確かめます。

入れたあとに気をつけること

荒らし対策Botは、入れた日よりも、サーバーの設定を変えたときに問題を起こします。

ほかのBotを足したときと、使わなくなったときの扱いを決めておきます。

気をつけたいのは次の2つです。

  • ほかのBotとぶつかる
  • 使わなくなったBotは外す

ほかのBotとぶつかる

Wickのように運営の操作を見張るBotは、チャンネルを大量に作るチケットBotや、参加時にロールを配るBotを荒らしとみなすことがあります。

Wickでは、こうしたBotやカテゴリーを除外の対象に登録できます。

新しいBotを足した直後は、荒らし対策Botの記録チャンネルに処罰の記録が出ていないかを見ます。

使わなくなったBotは外す

Botを外すときは、メンバー一覧でBotを右クリックし、キックします。

使わないBotに強い権限を残しておくと、そのBotの不具合や乗っ取りがサーバーの被害につながります。

運営のアカウントそのものを守る設定は、乗っ取り対策の記事で扱っています。

よくある質問

Botの投稿もAutoModで止まりますか。

サーバーに追加したBotの投稿は、DiscordのAutoModの対象になりません。

Botの連投が困るときは、そのBotの設定を見直すか、キックして外します。

荒らし対策Botを2つ入れてもいいですか。

同じ荒らしに2つのBotが反応すると、BANやタイムアウトが二重にかかり、記録も分かれて追いにくくなります。

役割が重ならない組み合わせ、たとえば参加してくるBotの対策をBeemo、投稿の対策をDiscordのAutoModに任せる形にします。

まとめ:止めたい荒らしに合うBotを1つ選ぶ

認証レベルやAutoModを先に整え、標準機能で足りない対策だけをBotに任せます。

一斉参加するBotへの対策ならBeemo、投稿の制限やログを足すならCarl-botが候補です。

運営による大量削除まで監視したいならWickですが、管理者権限と細かな設定が必要です。

強化した荒らし対策など有料の機能もあるため、無料という理由だけでは選べません。

使うBotを決めたら、必要な権限とロールの位置を整え、記録の送り先を運営専用のチャンネルにします。

まずは困っている荒らしへの対策を1つ加え、ほかのBotと処置が重ならない構成で始めましょう。